令和6年度　事業計画書

Ⅰ．事業の概要

　本事業年度も、助成事業を中心とした公益事業を行うとともに、公益財団法人の設立趣旨を適切、かつ、効率的に達成するために必要な事業内容及び運営体制の充実に必要な事項を適宜行なう。

Ⅱ．事業の内容

1. 研究開発助成事業（公募事業）

　金型技術及び金型を利用する成形技術等の独創的な研究開発を行っている研究者またはその研究機関に対して、その直接的な研究費用を助成する。
（5件程度、1件200万円以下／事業費予算額1,000万円）

2. 技術交流支援及び技術者育成支援事業（公募事業）

　金型及び成形に関する技術研究を行っている若い技術者が、内外関係機関との技術交流など（国際会議等開催支援含む）への参加にかかる費用等に対して助成する。また金型に関する若い技術者・技能者に対して技術・技能を教育・育成する費用に対して助成する。
（海外技術交流1～2件程度／総額50万円、国際会議等開催準備1件／30万円、育成支援1～2件程度／80万円、育成支援事業として日本金型工業会を通じて助成支援している技術者育成の追加プログラム「プレス金型編」の準備費／200万円、／ 事業費予算額360万円）
　日本金型工業会主催にて行われている金型技術者育成プログラム（プラスチック金型編）における「プレス金型編」を企画しており、令和7年度より講座をスタートする計画である。令和6年度は準備期間として、教材（金型）準備に予算として200万円を予算計上する。

3. 表彰事業（公募及び推薦事業）

　金型の技術に関して、特に優れ、かつ、貢献度の高い技術開発者並びに金型産業の発展に対する貢献度が顕著な者を顕彰する事によって、型技術並びに型産業のより一層の発展を図ることを目的に、「一般社団法人型技術協会」との共同事業として、型技術協会主催の「型技術者会議」で顕彰を行う。
（事業費予算額／150万円）

4. 調査・情報提供による普及啓発事業（自主事業）

◇助成研究成果報告会の開催

　令和4年度助成研究テーマ（令和5年度研究実施分）の研究成果を論文集にまとめ、金型関連研究者や金型関連企業の技術者並びに学生に参加してもらう研究成果報告会を開催する。この報告会では、不特定多数の参加者が、助成研究の成果に対する活用促進と関係者間の情報交換をとおして研鑽を深めてもらう場とする。
（事業費予算額／198万円・・・
　会議費120万円、要旨集印刷28万円、交通費･講演費等の経費50万円）